美味しく、栄養価が高い旬の野菜。
冬を旬とする野菜は、寒さで東ることがないように細胞に糖を蓄積するため糖度が高く、甘く感じるものが多いのが特徴です。
冬野菜を使った温かい料理で、寒い冬を乗り切りましょう!
・野菜から摂れる主な栄養素
野菜にはさまざまな栄養素が含まれます。中には野菜ならではのものもありますよ!
★ビタミン
ビタミンA、C、Eが多く含まれます。これらのビタミンは互いに助け合いながら、細胞にダメージを与える活性酸素から体を守ります。
★ミネラル
カルシウムや鉄は、動物性食品だけでなく冬野菜の中にも多く含まれています。カリウムは野菜に多い栄養素です。
★食物繊維
食物繊維の主な摂取源が野菜です。排便を促す不溶性を多く含む野菜や、腸内の善玉菌を増やす水溶性を多く含む野菜があります。
★ポリフェノール
野菜の色素や苦味、辛味のもとになっています。様々な種類がありますが、共通の働きに強い抗酸化作用があげられます
そして、これらの栄養素を含む数々の冬野菜!
その冬野菜を調理する際、ちょっと気を付けるだけで、野菜に含まれる栄養素を損なわずに済んだり、逆に十分に活かしたりできます。冬野菜が持つパワーを存分に受けるために、少しだけポイントをご紹介しますね!
・だいこん、かぶ
捨てるところがなく、消化酵素のジアスターゼを含み胃腸の調子を整える効果があります。また、収穫してから時間が経つとエグ味やアクなども出てきますが、ゆでるときに米のとぎ汁で行うとこれらの成分を取り除いてくれます。
・ブロッコリー、カリフラワー
茹でる時、ブロッコリーは塩、カリフラワーは酢を入れて行うことで、より鮮やかに、より綺麗な色に変わります。また、ビタミンCが豊富なこれらの野菜は、蒸すか電子レンジで加熱することでビタミンCの流出を防ぐことも!
・ほうれん草
夏の野菜よりビタミンCが約三倍のほうれん草は、カルシウムと結合して欠席の原因となるシュウ酸を含んでいますが、茹でることで除去できますよ!
・ごぼう
ごぼうにはイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維の一種で、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を緩やかにするほか、腸内環境を整える成分があります。また、水にさらしすぎると、皮部分に多く含まれるクロロゲン酸というポリフェノールが水に溶けだしてしまいますので、要注意です
以上、少しでしたが、冬野菜をおいしく、そしてより活用できるような情報になります!
皆さんも冬の時期に美味しい野菜を、これらの情報を使ってよりよく摂取してくださいね