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カフェインの摂りすぎに注意

過剰摂取により血圧上昇などの副作用が

朝の目覚めに、また夜遅くまで

仕事をしているときに眠気を覚ますために、など

コーヒーやお茶などでカフェインを

摂取する人は多いのではないでしょうか。

しかし、このカフェイン、

摂りすぎると健康に大きな害を

もたらす場合があることをご存知ですか?

 

カフェインは、コーヒー豆やカカオ豆、

茶葉などに含まれる成分です。

神経を鎮静させる物質の働きを阻害することにより

神経を興奮させる働きがあります。

その結果、眠気や疲労が抑えられたり、

集中力が高まったりします。

さらに、心臓に作用して

心筋の収縮力を強めたり、

腎臓の働きを高めて尿を出やすくします。

 

このように多くの効果があるカフェインですが、

あくまでも適量を摂取した場合のこと。

大量に摂取すると、さまざまな健康被害を

もたらすことが分かっています。

寝る前にコーヒーを飲んでなかなか

寝付けなかったという経験はありませんか?

この不眠こそ、カフェインの過剰摂取の代表例です。

また過剰摂取により心臓への作用が強くなりすぎると、

心拍数が増加し、血圧の上昇、

不整脈などを引き起こします。

そのほか、腎障害や下痢、吐き気、焦燥感、

不安、いらいらなどを招くこともあります。

 

妊娠中の女性はカフェイン摂取を控えめに

では、どれくらいの量までなら

カフェインの悪影響を防げるのでしょうか。

カフェインは人によって感受性に差があることから、

日本ではカフェインの最大摂取量は

定められていません。

しかし、国際機関や世界各国では、

摂取基準が定められはじめています。

(例えばカナダでは、健康な成人で

コーヒーカップで約4杯半に相当の量が推奨)

体格の差などを考慮すると、

日本人は1日にコーヒーカップ3~4杯までに

抑えるのがよいだろうといわれています。

 

カフェインの摂取に関して、

各国が特に注意を促しているのが

妊娠中の女性や子どもに対してです。

カフェインの過剰摂取は流産や

新生児の低体重のリスクを高めるという

論文や研究が多数報告されているからです

 

エナジードリンクの飲みすぎにも注意

カフェインはコーヒーやお茶類だけでなく、

エナジードリンクなどの清涼飲料水にも含まれています。

ここ数年、エナジードリンクの飲用が広がっており、

カフェインの過剰摂取を危惧する声が高まっています。

エナジードリンクの中には、

缶やビン1本あたりコーヒー2杯分の

カフェインを含むものもあるので、

1日に何本も飲むことは避けましょう。

カフェインについて分からないことがあるときは

薬剤師に気軽にご相談ください。

 

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