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救急箱の中身は年に一回点検を

薬の使用期限を確認

今、薬は何も飲んでいないという方でも、

ご自宅などに救急箱の用意が

ある方も多いのではないでしょうか。

でも、その中身に期限切れなどがあると、

いざというときに役に立ちません。

年末が近づくこの時期、

大そうじと同じく年に一回は点検しましょう。

 

救急箱に常備しておきたいものは

薬類と、それ以外の衛生用品に大別されます。

薬をチェックする時には、薬の使用期限が

切れていないか、開封したあと

時間が経っていないかを確認してください。

開封後、時間が経ってしまったもの、

また未開封でも使用期限が過ぎたものは

変質している可能性があります。

薬局にお持ちいただくと廃棄させていただきます。

 

また、薬以外では、体温計、包帯、はさみ、

ピンセット、ばんそうこう、ガーゼなどを

用意しておくとよいでしょう。

 

救急箱は日のあたらない乾燥した場所で保管

保管場所にも注意が必要です。

湿度や温度が高い、例えば窓際の棚の上、

テレビの近く、浴室などは薬の変質を早めるので

救急箱の保管場所に適しません。

また、誤飲しないように、お子さまの

手の届きにくいところを選ぶようにしてください。

 

薬を使用する時には、注意事項を

確認することが大切です。

そのためには、注意事項が書かれている

注意書きや外箱は捨てずに、

その薬と一緒に保管しましょう。

 

処方薬は救急箱に入れないで

病院で処方される薬は、一般に

市販薬より効き目が強くなっています。

医師がその人の症状や体質を考慮して

処方するものなので、他の人が使うのは厳禁です。

処方薬は救急箱に入れずに

別の場所で保管してください。

 

救急箱は、病気やケガなど

いざというときの強い味方です。

使いたいときに使用期限が切れていた

などということがないように、

年に一回は日にちを決めて中身を確認し、

必要に応じて入れ替えましょう。

なお、どんな薬を用意したらいいか

救急箱についてわからないことがあるときは

薬剤師にお気軽に相談してください。

 

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