まだまだ暑い日が続きますが、皆様体調お変わりないでしょうか?
今回は貧血についてお話ししようと思います。
貧血には原因によっていくつか種類があり、最も多いのが鉄欠乏性貧血です。
特に夏場は汗とともに鉄分も失われたり、夏バテによる食事量の低下で鉄分の摂取量が減少したりと、鉄欠乏性貧血が起こりやすくなってしまいます。
来年の夏に向けて、貧血対策を行いましょう。
まずは、鉄欠乏性貧血のセルフチェックをしてみましょう。
□ 軽い動作でも動悸、息切れが起こる
□ すぐに疲れる
□ 常に頭が重い
□ よくあくびが出る
□ 歯ぐきの色が白っぽい
□ 口内炎、特に口角炎ができる
□ 爪がもろくなり、反り返る
鉄が不足すると身体が酸素不足になり様々な不調が出てきます。
当てはまる項目があれば、かかりつけの医師に相談してみましょう。
貧血を予防するための食事のポイント
★鉄を多く含む食品を食べる
→動物性食品に含まれる、ヘム鉄が吸収率が高いので積極的に摂取する。(肉類、レバー、赤身の魚など)
★鉄の吸収を助ける栄養素を摂取する
→タンパク質、ビタミンC、ビタミンB6、B12
★鉄の吸収を阻害する食品を控える
→濃い緑茶や紅茶、コーヒーに含まれるタンニンという成分は鉄の吸収を阻害してしまうので、食事中はなるべく控える。
身近で摂りやすい鉄分を含む食材を覚えましょう。
✳食材1 やっぱり定番!!レバー
豚レバー、鶏レバー、牛レバーの順に多く、豚レバー60gで7.8mgの鉄を含みます。
✳食材2 血合い肉の多い 回遊魚
カツオ、マグロ、鯖、さんま、イワシ、サバ缶などは血合い肉が多く鉄や良質なたんぱく質が豊富です。
✳食材3 鉄の宝庫!貝類
しじみ、カキ、アサリなど二枚貝は鉄のほかにも造血に働くビタミンB12も豊富です。使いやすい缶詰でもOK。
✳食材4 畑の肉!大豆・大豆製品
大豆、豆腐、納豆、豆乳など大豆製品は鉄が豊富で、貧血予防に働く銅やミネラルも豊富です。
✳食材5 こちらも定番!青菜
ほうれん草、小松菜、菜の花、青梗菜など青菜には鉄の吸収を高めるビタミンCも豊富に含まれます。