地震や台風、豪雨など、いつ起こるかわからない災害。
これら然災害の発生を止めることはできませんが、
日ごろから備えことで被害が大きくなるのを防ぐことは可能です。
災害時に知っておきたい心理「正常性バイアス」
地震や台風などの災害時に陥りやすい心理が
「たいしたことじゃない」大文夫だろうと思い込む
“正常性バイアズ”です。
特に人生経験の豊富な高齢者にこの心理が強く現れます。
災害時に逃げ遅れてしまう原因です。
迷わず避難するなど、安全を確保しましょう。
- 寝ている時に地震が起きたら
家具が転倒して下敷さになる危険が。
阪神・淡路大震災(1995年)では、住宅の全半壊を免れた家の約6割の部屋で家具が転倒しました。
家具の下敷きになると命の危険にさらされます。
- 電気・ガスが止まったら
照明がつかず、夜は真っ暗。
エアコンが使えず、夏は熱中症の危険も。
また、コンロなどが使えないため温かい料理が作れません。東日本大震災(2011年)では、9割程度復旧するまでに電気は6日、ガスは34日を要しています。
- 水道が止まったら
飲み水はもちろん、トイレやお風呂などの生活用水も使えなくなります。
災害時には断水が3日から時には数週間にも及ぶことがあります。
水は一人あたり最低でも1日32必要です。1週間分は備えましょう。
- 大雨や台風が来ることが分かったら
家の周りの物が倒れたり、飛ばされたりします。
心配な物は屋内にしまうなどの対策を。
浸水の恐れがある地域の場合は、気象庁や自治体などから出される情報に注意し、必要に応じて早めに避難しましょう。
- 外出中に地震が起きたら
家族の安否が気になります。
災害用伝言ダイヤルを利用する、遠くの親戚に各自が電話するなど、安否確認の方法を決めておきましょう。
自宅に帰れない場合、どこに集合するかも決めておくとよいでしょう。
このように、災害が起こったときのことを具体的に想像すれば、どんな備えをしたらよいかが分かりますね。
また、非常用の防災グッズとは別に、普段から常備薬、スマートフォンの充電器、除菌シートなど非常時に役立つものを持ち歩くことも習慣にしていくことでより対策が出来ます
これらを意識しながら、災害に備えていきましょう